春から秋にかけては複数兼業の人も少なくはない焼尻島。私たち夫婦もお宿以外に漁業やガイド、島内施設での勤務などこの時期ばかりはいちにちでいくつ仕事をこなしているだろうかというほど忙しい日も多いです。「スローライフな島時間」なんて存在するのかと思うほどいちにちがあっという間に終わります。
そんなときに、たまには夕食を手抜きしたいな~と思っても焼尻島に3軒ある食堂やカフェは「すべてランチ営業のみ」。外食という選択肢はなく、商店からカップ麺やパンを買うくらいしか方法がないのです。
それでも、誰かの作ったごはんが食べたい!というときは、たま~にランチで食堂を利用することもあります。
焼尻島と言ったら、サフォーク(羊)が有名なのはご存知でしょうか?毎年わずかな出荷頭数、その多くが国内の高級フレンチレストランに出荷される、幻の希少ラム肉とされ、その美味しさはフランス産最高級ラム肉「プレ・サレ」に匹敵するほどと評価される焼尻サフォーク。
島内でお肉の販売はしていないため、島民も年に1度のグルメイベント「焼尻めん羊まつり」の際にしか購入することができない、滅多に食べられない幻のお肉なのです。
そんなとても希少な焼尻サフォークですが、数少ない食堂のひとつ、島っ子食堂さんではなんとこの焼尻サフォークをバーベキューでいただくことができます!島民としては観光のお客さまに食べてほしいのでほかのメニューをいただきますが、その他のメニューというのもまた何を食べても美味しい。
焼尻島で水揚げされたタコなどの魚介が具だくさんに入れられているシーフードカレーや、焼尻島産の糸もずくが贅沢に食べられるもずくラーメン。ウニ漁が行われた日はウニ丼もあります。
サフォークのバーベキューは数が限られているので、その日の提供分が終了してしまっていてもぜひ他のメニューで焼尻島の食を味わってみてください!
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